昨今の企業人材の老齢化や定年退職、若手人口の著しい減少などが企業の戦力の低下を招く事は危惧されています。この様な事も原因となり各企業では様々の人事対策を行って来ています。この様な流れの中で各企業で盛んに行われるようになったのものに業務のアウトソーシングがあります。アウトソーシングは、それまで企業内で行っていた業務を他の請負会社に担当を行わせるものです。この事により企業では、その部分に関わる部署を構えなくてもよい事になり、企業経営で一番のコストがかかる人件費を大幅に削減する事ができるようになります。
また、請負会社もある特定の業務に特化する事により専門性を高め強い特徴を出す事ができるとともに、複数の企業の業務を請け負う事で効率よく利益をあげる事ができるようなります。この様な契約形態は、企業人材の育成の為の研修や教育の場面ではよく用いられるようになってきました。ただ気を付けなければならないのは、人材育成のアウトソーシングは一般的なものについてはいいのですが、各企業に特有な部分については請負会社もできるものではありませんし、また企業秘密の保持という面でも他の会社に任せるわけにはいきませんので、自社の責任ある部署で行う必要があります。
